前を向いていこう~大切な日々のこと

2016年2月~子宮体癌治療の記録と日々に感じたことをつづります。

反省、そして知るの一歩。

夫に言われ、先生の本を読み進めてみました。


すると、がんはやっぱり命を脅かす怖い病気であることを再認識させられました…。


しかし、治療の進歩で完治も目指せるようになったことや、何より診察の時に説明された内容がようやく理解できて、先生に対する気持ちも少し変わりました。


先生のノリも、女性が苦痛な診察を少しでもラクにするように、

そして、治療を始める前に希望を無くさず深刻になり過ぎないように配慮しているつもり、


というような事が書いてあったのです。



自分の病気のことなのに、今まで詳しく知ろうともせず、先生任せで他人事のようだったなぁ、と反省しました。



すると、今度は経験者からの話を聞いてみたい…

と、思うようになりました。


そういえば、診察室の前で何かリーフレットをもらってきたような…?


カバンの中には、とある患者会の案内が入っていました。


女性特有のがんを経験した方のための、情報の交換や気持ちの共有…

カフェのような気軽に参加できる雰囲気…



これだ!


あ、治療が始まってないのに参加できるのかな…?


必要事項を書き入れて、代表の方へメールを出してみました。


すると、その日の夕方に電話が。


「どうぞぜひいらしてください!いろんなお話しましょう!経験者の話もたくさん聞けますよ!」


快く受け入れてくださいました。


ちょうど翌週に集会があるとのことで、早速参加させていただくことにしました。

やる気スイッチ?

正式に告知を受けた私は、

相変わらず不安定な精神状態でした。

夜もつい悪いことが思い浮かび、寝付けない日々でした。


でも、今までの不調の正体がはっきりしたことで、


少しホッとした気持ちもありました。



ただ。

どうしても主治医のあのノリが許せず、次回の診察は転院したいと言ってやるぞと思っていました。


そして主人に話しました。


すると、


「違う病院で診断が変わるとは思えないし、

また1から検査して手術が遅れるより、この流れで早く治療を始めた方がいい」


と言い、おもむろに1冊の本を取り出しました。


女性の病気の診断と治療について書かれた本でした。


しかも、著者は主治医ฅ(º ロ º ฅ)


Amazonで見つけたらしい。


「これ読んでみよう。まずは知るところから。」


確かに、まずは病気について、治療について、知っておかなきゃだよね…


知らないから不安なんだ。

だったら、調べ尽くしてやるー!


なぜか急に気持ちが切り替わりました。


その晩から早速、先生の本を読み始めました。


しかし…


巻末の著者プロフィールの写真が、今とはまったく似つかぬ若い頃の写真だったのが、なんか笑っちゃいました。