おかしな自分。
それからの私は…。
がんだなんて信じられない。
でも、先生が間違ったことを言うわけがないし…
このまま何もしなかったら、死ぬのかな?
治療しても、助からないかもしれないのかな?
子供たちは、私がもしいなくなったらどうなるかな?
そんな考えを巡らせるばかりでした。
深い泥沼にはまって動けないような、そんな気持ちでした。
仕事の日は気が紛れてよかったのですが、
休みの日は最悪でした。
子供たちを送り出したあと、家事がまったく手につかず、
朝もお昼も食べられない。
夕飯は家族のためにと、辛うじてレトルトや冷凍ものを温めるのみ。
でも自分は手をつける気になれない。
見かねた夫が、
一口でもいいからどれか食べな、と声をかけてくる。
それさえも鬱陶しいと感じる。
友達からの誘いの連絡にも答えられず、
ふと泣いてはボーッとするの繰り返し。
あとで知ったことですが、
がんを告知された人がこういう心の変化を辿るのは、正常な反応だそうです。
しかし、耐えられずに自ら生命を断とうとする人もこの時期に多いと聞きました。
何も知らない子供たちは、そんな私のことを、
仕事で疲れてるのかなー?
くらいに思っていたようです。
いつもはどんなに叱っても言うこと聞かない子供たちで、イライラさせられてばかりですが…
誰に似たのか、この時ばかりは少しくらい脳天気な性格でむしろよかった、と思いました(´▽`;) '`'`
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