検査の結果。
それから1週間。
また病院の日。
「どう?今日の調子は?あれ、暗い顔だねぇ!」
当たり前でしょうがーーーー!
こっちは1週間どんな思いでいたと・・・(# ゚Д゚)
と、思いましたが、
「あ、すみません…(´;ω;`)」
と言うのが精一杯でした。
「はい、じゃあ検査結果ですが。
細胞診も組織診も子宮体がん出ましたよ。
ちょっと暴れるタイプのがいるみたいだね。
(いわゆる顔つきのよくないがん細胞のこと)
右の骨盤のリンパ節とお腹のリンパ節も転移の可能性大。
とにかく、来月には、手術だね。」
正式にがん告知です。
「あー、やっぱり・・・。」
ショックのあまり、倒れる
取り乱す
泣きわめく
というようなことは一切なかったです。
ただ、先生の言う聞いたこともない言葉と
私の病状が書かれたカルテを見せられ、
じわじわと先の見えない暗闇と恐怖に包まれていく
そんな感じでした。
「術前診断:子宮体がんⅠB期
組織型:類内膜腺癌 グレード1
予定術式:単純子宮全摘出+左右卵巣、卵管、骨盤リンパ節郭清、
術中迅速細胞診の結果、骨盤リンパ節に転移が認められた場合、
傍大動脈リンパ節郭清」
子宮と卵巣、卵管とごっそり取って、
骨盤内に取り巻くリンパを全部取り、
多分、大動脈のリンパも取る。
お腹の傷はみぞおちから縦に恥骨まで、30cmほどと長くなる。
先生は仕事なので、淡々と説明を続けますが、
聞きなれない言葉と、この先自分の身におこることが次々に言い渡され、
でも、頭の中に全然入っていかない。
急に診察室を飛び出したい気持ちになりました。
察した夫が、
「わかりました!では手術はいつになりますか?
今日はこの後どうしたらいいですかね?」
と、先生に聞きました。
「うん、これからカンファレンスで手術日とか決めるから、また来週来てね。
今日はこの後麻酔科に寄って、説明聞いてお帰りください。
じゃあ、今のうちにおいしいものたくさん食べて、体力と気力つけておいてね!」
そう言うと、先生がカチッと電子カルテを終了させ、
がんを告知した診察は、終わりました。
おいしいもの?
今の私に何食えっての?
他人事だから?
よくそう軽口を叩けるな。
だんだん怒りの感情がわいてきました。
この時の私は、先生を一瞬でもゴッドハンドとあがめたことを後悔していました。
そして、総合病院の女医さんに言われた、
「合わないと思ったらいつでも戻ってきていいからね」
という言葉を思い出していました。
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