前を向いていこう~大切な日々のこと

2016年2月~子宮体癌治療の記録と日々に感じたことをつづります。

怖かったモノクロ画像

内診を終えたところで、ちょうど前回の病院で撮ったMRIの画像が先生のパソコンに届きました。


「このモヤッとした部分が腫瘍だねー」


先生が指さした、子宮の内部の上のあたり。

一部白く雲のように映っていました。


というか、自分の体が半分に切られた状態で、内臓やら骨やら、自分の中身が見えるという白黒の画像が何とも怖かったです…。



「えーっとね、見たところ浸潤も浅いみたいだから、初期のがんかなー。手術だね。


もっと詳しく調べたいから、この後CT撮って、午後また戻ってきてくれる?

はいはい、早く行っといでー」



さらっと、がんかなー、って…(;´゚д゚`)


さ、さすががん専門の先生…


あまりにもあっけなくて、すぐには頭が追いつかなかったです。


先生は手をヒラヒラさせて診察室から私を追い出しました…

ゴッドハンド。

とうとう診察室から名前を呼ばれました。


ホームページで見た先生がいました。


あれ?

写真よりおっさん…(。・m・)



「ふわりんさん、どーもー、よろしくねー」


か、軽!


勝手に抱いていた大病院のお医者さんのイメージと違っていたので、まずビックリです。


そして、分厚い問診票をパラパラと見ながら雑談が始まりました。


「へー!あなた〇〇出身なの!昔自転車で行ったなー」


「〇〇の〇〇ラーメン美味いよねぇ!あなたも好き?」


は、ハハハ(´▽`;) …



「はい!ちょっと緊張ほぐしてみたよ!」


いい歳したオジサンが子供のようにニコニコして言うので、思わず吹き出しました。



そして内診台へ。


カーテンの向こうから、先生また色々と話しかけてきました。


「そろそろお昼だねー、お腹空いたなー、ねー?」

「この後何食べるのー?」


どんどん質問が飛んで来るので、答えることに焦っていたら、


「あ、じゃちょっと細胞診と組織診するね!はい、楽にしといてー、

はい終了。出血増えるかもだけど気にしないでねー」


あっという間に、しかも無痛のうちに終わりました。


組織診て、ハサミのようなもので内膜の一部を切り取るので結構痛いと聞いていたのですが…



たくさん話しかけてくれてリラックス出来たおかげか?


しかし、これまで何かと受けてきた診察の中でも、最もラクだった!




その後、先生の手をまじまじと眺めてしまいました。