前を向いていこう~大切な日々のこと

2016年2月~子宮体癌治療の記録と日々に感じたことをつづります。

MRIと子宮鏡検査。

MRI、閉所恐怖症の私には拷問とも思える検査でした。


必死に筒の切れ目を眼だけを動かして探し、
手に握った緊急ボタンをいつ押そうか、


そればかり考えて変な汗をたくさんかきながら15分ほどの時間を必死で耐えました。



その後、婦人科の診察へ。


子宮の内視鏡検査というのでそういう部屋があるのかと思ったら、
普通に診察室の内診台の上でした。
特に痛みもなく、ただ生理食塩水を流しながらの検査だったので、お尻がとても冷たく感じていました。


「あ、これはちょっとよくないね・・・」


検査が終わり、身支度をして先生の前に座ると、
先生は眉間にしわをよせながら、MRIの画像をにらみつけていました。


「よくないって、どういう状況なんですか・・・?」


思い切って聞きました。


子宮鏡で撮影した画像とMRIの画像を並べて見せてくれながら、


子宮の中によくない形の腫瘍が見えました。
筋腫であれば硬くてつるっとしています。
でも、この腫瘍は触るとやわらかく、血管がとりまいていてすぐ出血します。
MRIの読影結果も、よくない可能性が高いと上がってきています。
細胞診をもう一度出しますので、来週その結果を見て今後の話をしましょう。
もし悪性腫瘍だと別の病院へ移らないといけないので、次の診察までに目星をつけておいてください。


と、真剣な表情で先生は話してくれました。


悪性腫瘍・・・。
先生は、私を気遣って「がん」という言葉は使いませんでした。
でも、それって「がん」のことだよね・・・。
どうしよう・・・。


そして、尿漏れかと思った水っぽいおりものの正体は、子宮の中で出血→吸収された残骸だそうです。
どうりで、色も匂いも無いわけだ。


そういえば、きっちり飲んでいた止血剤もまったく効果がありませんでした。
むしろ、水のようなおりものはさらに増えた気がしました。


急に自分の身におきていることに恐怖を感じ、すっかり動揺しました。


病院から駅までの道のりを間違えてしまい、大人になって初めて迷子になり交番のお世話になってしまいました(;'∀')



総合病院へ。

年が明けて2016年。


検診センターで予約を入れてくれたのは1月4日。
年明け最初の診察日でした(;'∀')


婦人科へ行くと、中には女医さんが待っていました。


「初めまして!こんにちは!」
ちゃんと私の顔を見て挨拶してくれました。


それだけでホッとしました。
信頼できる先生だと感じました笑


これまでの経緯の確認と、内診、エコー。


検診センターのいうように筋腫にも見えるが、クリニックの見立ての
子宮内膜異形増殖症または子宮体がんの可能性も捨てきれないので、


来週MRI検査、さらに翌週は子宮鏡検査(子宮の内視鏡検査)と細胞診をもう一度行う予定が立てられました。


今後、検査のために2週間止血剤を飲む。
同時に次回の生理をストップさせるために、リュープリンというホルモン剤を注射することに。


そして、やっと子宮内膜異形増殖症について詳しい説明を受けられました(;'∀')
異形細胞、要は将来がん化する細胞がいるということを知り、ぞっとしました。


またもやっとする結果に逆戻りです。
でも、これで不快な出血が治まると思うと、それだけでもうれしかったです。